天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会

天皇杯は正式名称を「天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会」と言い、J1リーグ、YBCルヴァンカップと並ぶ国内3大タイトルの一つに位置付けられています。ルヴァンカップがJ1の18チームのみに出場権が限られているのと比べて、天皇杯はJFAの第1種または第2種登録や日本フットボールリーグ(JFL)に登録しているチームであれば、どのチームでも出場可能な日本最大のオープントーナメントです。それはつまり、例えば社会人チームにとどまらず、大学サッカー部や高校サッカー部までも、条件をみたせば天皇杯に出場可能だということです。本戦出場枠は88チーム、「最強のチーム(ベストメンバー)をもって試合に臨まなければならない」という規定もあることから、まさに“日本一”を決める大会と言えるのです。

J1リーグ日本プロサッカーリーグ
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1回戦はすでに5月21日に行われ、2回戦は6月1日に行われました。

天皇杯の歴史

今回の天皇杯は「第102回天皇杯全日本サッカー選手権大会」という名前がついております。ここで皆様に注目していただきたいのは「102」という数字です。そうです、天皇杯は実はこれで102回目なのです。第1回はなんと1921年まで遡りす。天皇杯はもともと、当時の英国の大使館のウィリアム・ヘイグ氏が日本におけるサッカーの普及のために、優勝カップを日本に寄贈することをイングランドサッカー協会(FA)に提案したことが始まりでした。これをうけ、日本は全国規模の大会を主催するためにJFAを1921年に発足、そして天皇杯の前身となる「ア式全國優勝競技會」がその年開催されました。JFAが天皇杯を作ったのではなく、天皇杯がJFAの誕生を促したというところが、とても面白いですね。ちなみに、初回大会の出場チームはたった4チームだったそうで、優勝したチームは東京蹴球団というチーム。東京蹴球団は今でも存在し、現在は東京都リーグ1部でプレーしているようです。

天皇杯で優勝する意味は

天皇杯で優勝する意味はアマチュアチームでも優勝できる可能性があり、ドラマ性の非常に高い大会である一方、J1クラブからすると、リーグ戦、ルヴァンカップ、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、そして日本代表戦などと試合が多く過密日程である中で戦わなければいけない大会でもあります。英国で行われているFAカップ(天皇杯が参考にした大会)でも同じ問題が指摘されていますが、日本国内でも天皇杯の存在に異議を唱える声は少なくはありません。しかし、天皇杯に出場するチームはどのチームも真剣に優勝を狙ってきます。それはなぜでしょう?まず、天皇杯を優勝すると、優勝賞金を手に入れることができます。優勝チームですと1億円、準優勝でもその半分の5000万円を得ることができます。これを次の年の強化費などに割り当てることができるわけです。しかし、それが欲しくてどのチームも戦っているわけではありません。天皇杯で優勝すると翌年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)への出場権を得ることができることです。

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